マカオ当局、ジカ熱影響地域発の航空機に害虫駆除義務付け=水際対策強化、1日20便対象

マカオ政府衛生局は6月15日、ジカウイルスを有する蚊のマカオへの侵入を阻止するため、ジカウイルス感染症(ジカ熱)の影響を受ける地域からマカオ国際空港へ到着する航空機について、害虫駆除証明の提出を要求する措置を6月13日からスタートしたことを発表した。

同局が6月15日に発出したプレスリリースによれば、ジカ熱は南米などを中心に流行しており、最近ではアジアの複数国でも輸入性ではない感染事案が相次ぎ確認されているという。今回の水際対策の導入については、WHO(世界保健機関)の勧告に従って実施するものとのこと。

現在、ジカ熱の影響を受ける地域からマカオ国際空港へ到着する航空便は1日20便あるとのこと。害虫駆除は航空機がマカオへ着陸する際、旅客キャビン、貨物室にスプレー噴射する方法で実施されるという。なお、スプレーはWHOが認可した製品を使用するとのことで、人体の健康に悪影響を与えないことから、心配無用としている。

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

マカオ国際空港(資料)=マカオ・タイパ島―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国…
  2.  マカオ政府財政局(DSF)が2月3日に公表した最新統計によれば、今年(2025年)1月前半の住宅…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は2月4日夜、マカオで今年(2025年)2例目となる輸入性のマラリア感…
  4.  マカオ司法警察局は2月3日、マカオで架空の強盗被害をでっち上げたとして、中国人(中国本土居民)の…
  5.  中国本土で大型連休となる旧正月の春節ゴールデンウィーク(GW)はインバウンド旅客のうち7割を中国…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  3.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年2月号
(vol.140)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun