マカオ当局、ジカ熱影響地域発の航空機に害虫駆除義務付け=水際対策強化、1日20便対象
- 2016/6/16 10:51
- 社会・政治
マカオ政府衛生局は6月15日、ジカウイルスを有する蚊のマカオへの侵入を阻止するため、ジカウイルス感染症(ジカ熱)の影響を受ける地域からマカオ国際空港へ到着する航空機について、害虫駆除証明の提出を要求する措置を6月13日からスタートしたことを発表した。
同局が6月15日に発出したプレスリリースによれば、ジカ熱は南米などを中心に流行しており、最近ではアジアの複数国でも輸入性ではない感染事案が相次ぎ確認されているという。今回の水際対策の導入については、WHO(世界保健機関)の勧告に従って実施するものとのこと。
現在、ジカ熱の影響を受ける地域からマカオ国際空港へ到着する航空便は1日20便あるとのこと。害虫駆除は航空機がマカオへ着陸する際、旅客キャビン、貨物室にスプレー噴射する方法で実施されるという。なお、スプレーはWHOが認可した製品を使用するとのことで、人体の健康に悪影響を与えないことから、心配無用としている。