マカオGP博物館、2年かけ大規模リノベーション実施へ=ワイン博物館はコロアン島へ移転

1954年にスタートした歴史あるモータースポーツの祭典、マカオグランプリ(以下、マカオGP)。1983年からフォーミュラ3(F3)グランプリが設けられ、アイルトン・セナ、ミヒャエル・シューマッハ、佐藤琢磨らが優勝を経てF1にステップアップするなど、若手レーシングドライバーの登竜門的存在として注目を集める。

マカオGPは毎年11月中旬、市街地の一般道路を使った全長6.2kmのサーキット「ギアサーキット」で開催される。サーキットに近いマカオフォーラム内には有名ドライバーらが実際に使ったレーシングカーなどが多数並ぶマカオGP博物館があり、開催期間以外でもGPの雰囲気を感じることができると人気だ。

マカオ政府旅遊局(MGTO)のマリア・エレナ・デ・セナ・フェルナンデス局長は7月13日に地元メディアの取材に対応した際、マカオGP博物館について、マカオGP博物館は1994年にオープンして以降、20年以上が経過しているため、大規模リノベーションを予定していることを明らかにした。具体的には展示面積を拡大した上、新規の展示車両、3D効果や4Dレーシング体験といったインタラクティブ要素を追加したいとした。新装オープン予定は第65回マカオGPが開催される2018年11月を予定しているとのこと。

なお、マカオGP博物館の拡張に伴い、現在同フロアにあるワイン博物館はコロアン島へ移転する方向で検討しているという。

マカオグランプリ博物館(資料)-本紙撮影

マカオグランプリ博物館(資料)-本紙撮影

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