マカオ、ワイン博物館の移転先はコロアンヴィレッジ

マカオ政府社会文化庁のアレクシス・タム長官は12月1日、マカオ立法会で2017年度の社会文化領域に関する姿勢方針演説を行った際、ワイン博物館の移転先がコロアン島・コロアンヴィレッジ船人街の発電所跡地になること明らかにした。

マカオ政府では、ワイン博物館の移転オープンをきっかけに、より多くの旅客をコロアン島に呼び込みたい考え。

マカオワイン博物館はワインを通じてポルトガルの伝統文化への理解を深める目的で1995年にマカオ半島新口岸地区のツーリズムアクティビティセンター地下1階にオープンした。マカオ政府が今年7月、同フロアにあるマカオグランプリ博物館の拡張計画を発表し、これに伴いワイン博物館を移転する方針を示していた。マカオグランプリ博物館の拡張オープン予定は2018年11月だが、ワイン博物館の移転先でのオープン予定は数年後とされており、具体的なスケジュールは未発表。

なお、タム長官は、ワイン博物館が提供している無料のワイン試飲サービスについて、税金を使って実施するものではないとの考えを示し、検討を重ねた上で中止する意向も示した。

ワイン博物館(資料)=マカオ・新口岸地区-本紙撮影

ワイン博物館(資料)=マカオ・新口岸地区-本紙撮影

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