政府、公共放送局番組編成への関与否定
- 2013/1/14 19:46
- 社会・政治
マカオの公共放送局TDM(澳廣視)のレギュラー番組で時事問題を取り扱う「澳門論壇」の番組制作が近く一時打ち切りとなることについて、一部で政府の関与が取りざたされていた問題に関し、マカオ政府報道官事務所は15日、全くの噂でしかないとの声明を発表。
また、政府報道官事務所は、TDMの政府代表で行政長官事務所の譚俊榮氏、政府報道官も、この件についてメディアの報道を通じて初めて知ったことだとし、政府としてのニュース報道内容への自由容認及びTDMによる自主編成権に対する不干渉という原則的立場をあらためて強調した。
TDM(正式社名:澳門廣播電視股份有限公司)はマカオ政府が99.8%、その他公共機関が0.2%の株式を保有するマカオのラジオ・テレビ兼営の公共放送局。「澳門論壇」は毎週日曜午前11時からレギュラー放送される市民参加型の公開討論番組で、テレビ・ラジオによる生中継。パネリストとして政府部門担当者や有識者が出演する。討論のテーマはマカオの社会、経済、生活と関連の深い時事問題が主。