マカオ司法警察局は12月23日、同月21日にマカオ・コタイ地区のカジノ施設で偽ゲーミングチップを使用したとして、中国本土出身の歯科技師の男（32）を逮捕、送検したことを明らかにした。

同局によれば、男が額面1万香港ドル（日本円換算：約15万円）の偽ゲーミングチップをカジノ施設のキャッシャー窓口で両替しようとした際、係員に偽物であることに気づき、警察に通報。現場に駆けつけた司法警察局員が男の所持品を調べたところ、同じ偽チップを2枚所持していたとのこと。

警察の調べに対し、男は友人から両替してもらい手にしたもので、偽物とは知らなかったと供述した一方、カジノ施設側は開業以来、男が所持していたタイプのチップを生産したことはないと説明したという。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ（資料）—本紙撮影