マカオ、16年通期の観光物価平均指数5.44%下落=ホテル各社の値下げプロモーション影響
- 2017/1/14 10:26
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は1月13日、昨年(2016年)第4四半期の観光物価指数を公表。前年の同じ時期から4.48%下落、同年第3四半期から6.39%の上昇だった。
第3四半期からプラスに転じた要因については、国慶節連休、マカオグランプリ、クリスマスにおいてホテル客室単価が上昇したためとのこと。
なお、昨年通期の観光物価平均指数は前年に続き5.44%下落。指数構成項目のうち、「宿泊」が21.20%、「交通・通信」が9.82%の顕著な下落だった。このうち、の130.86で、2年連続の下落となった。
近年、マカオでは客室供給数が増加を続けており、昨年春頃から客室数の多い大型IR併設ホテルを中心に各社が値下げプロモーションによる積極的な集客を打ち出している。
観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービスの価格変動を反映するもの。