春節6日間の訪マカオ旅客数、事前予想を上回る6.6%増の77万人に=約7割が中国本土から

マカオは人口約65万人、面積約30平方キロという小さな街だが、世界遺産やカジノを核とした大型IR(統合型リゾート)に加え、マカオグランプリをはじめとした国際イベントが数多く開催されるアジア有数の観光都市として知られ、年間訪マカオ旅客数は2014年から3年連続で3000万人の大台を突破した。

大型連休となる春節シーズンといえば、観光都市マカオにとって年間最大の書き入れ時となり、訪マカオ旅客数の動向に大きな注目が集まる。

マカオ政府旅遊局が公表した最新データによれば、旧暦の大晦日にあたる1月27日から新年5日目の2月1日までの6日間の訪マカオ旅客数は前年の同じ時期から6.6%増の77万人に達しており、入管当局が2〜3%増とした事前予想を大きく上回った。

なお、中国本土旅客に限れば前年から8.5%の大幅増となる53.28万人で、旅客全体の69%を占めた。

近年のマカオにおける個性豊かな大型IRの開幕ラッシュや、官民による春節祝賀イベントが多数開催用意されたことなどを受け、目新しさや旬の観光地といったイメージで中国本土旅客を吸引したものとみられる。

マカオのシンボルとして知られる世界遺産・聖ポール天主堂跡で開催された春節イベント=1月28日(写真:GCS)

マカオのシンボルとして知られる世界遺産・聖ポール天主堂跡で開催された春節イベント=1月28日(写真:GCS)

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