マカオ航空、福岡線の約1ヶ月間に及ぶ運休発表…マカオ政府消費者委員会が善処要請
- 2017/2/11 9:30
- 澳日関係
マカオ航空は2月8日、同社が運航するマカオ〜福岡線について、営業上の理由で今年(2017年)2月17日から3月15日まで期間運休すると発表した。
これを受け、マカオ政府消費者委員会は2月10日、マカオ航空の代表者を呼んで会談を行った。消費者委員会では、影響が及ぶ消費者の数が多いことから、同社に対して善処するよう求めるとともに、3月15日以降に通常運航に戻るのか不安視する声も寄せられていることから、随時最新情報を提供し、消費者の疑問を解消するよう要請したという。
なお、運休対象便の航空券を購入済みの旅客への対応については、マカオ航空のマカオ版(中国語・英語)、日本版(日本語)の公式ホームページ上に案内が掲載されている。
マカオ国際空港を本拠地とするマカオ航空はマカオのフラッグシップキャリア的存在で、中国4大航空会社の一角にあたるエアチャイナ(中国国際航空)が7割弱、マカオ特別行政区政府が2割強の株を保有する。また、マカオと日本(成田、関西、福岡)を結ぶ直行便を自社運航する唯一の航空会社として知られ、福岡線は昨年(2016年)3月28日に週4往復(月・火・金・土)で新規開設、同年10月30日からは週5往復(月・水・木・金・日)体制となったばかりだった。
本紙が関係筋から得た情報によれば、4月以降は週3往復の運航となる見通しというが、現時点でマカオ航空からの発表はない。