マカオ・タイパ島の新フェリーターミナル、5月運用開始見通し=当初予定から約4年遅れ

マカオの大型インフラ整備プロジェクトのひとつで、マカオ・タイパ島の北安エリアで建設中のタイパフェリーターミナル(北安客運碼頭)について、マカオ海事・水務局の黄穂文局長が3月19日、当局が今年(2017年)5月の運用開始を目指して最終テストを進めている段階であることを明らかにした。

タイパフェリーターミナルは2005年に着工。当初、マカオ半島にある外港フェリーターミナルの補助的施設と位置付けられていたが、2006年に重要港へと格上げされ、2009年に拡張プランが決定した。当初の運用開始予定は2013年中の予定だったが、大幅に工事が遅延している状況で、長きにわたって簡素な仮施設での長期運用を余儀なくされている。

マカオ国際空港の隣接地にあり、大型IR(統合型リゾート)集積エリアとして開発が進むコタイ地区にも近いことから、新たな海の玄関口としての役割に期待がかかる存在。

建設中のタイパフェリーターミナル(資料)=2012年12月―本紙撮影

建設中のタイパフェリーターミナル(資料)=2012年12月―本紙撮影

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