16年マカオの歳入6.6%減…カジノ税収のマイナス響く=財政収支は黒字確保
- 2017/3/24 13:42
- 産業・経済
マカオ政府財政局が3月22日付で昨年(2016年)の財政収支の暫定数値を公表。昨年のマカオ特別行政区政府の歳入は前年から6.7%減の1024.1億パタカ(日本円換算:約1兆4251億円)だった。
歳入の大半を占めるゲーミング(カジノ)税収が5.9%減の794.8億パタカ(約1兆1060億円)だったほか、ランドコンセッションプレミアム(公有土地利用権料)が43%の大幅減となる18億パタカ(約250億円)にとどまった。
歳出は0.3%増の807.3億パタカ(約1兆1234億円)。財政収支は26%減だったものの、216.8億パタカ(約3017億円)の黒字だった。
ゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、同年8月から今年(2017年)2月まで7ヶ月連続で対前年プラスを維持している。