マカオのポルトガル語圏諸国食品アンテナショップがオープン1周年

マカオの旧市街地・塔石広場にあるポルトガル語を公用語とする国々の食品を展示、販売するアンテナショップ「葡語國家食品展示中心」がオープン1周年を迎え、3月31日午後に開催された記念セレモニーが開催された。

施設を運営するマカオ政府貿易投資促進局(IPIM)の張祖榮(ジャクソン・チャン)主席によれば、この1年間の展示食品・飲料は1000点超、参加企業は99社、マカオの代理店は24社、参観者数は1万人超に上るとのこと。

また、中国本土の主要都市及びマカオのホテルやレストランにもポルトガル語圏諸国の食品展示スポットが拡大しており、マカオが集散地として機能しているとした。

IPIMでは、今後も継続して中国主要都市でポルトガル語圏諸国食品のプロモーションを展開していくとのこと。

マカオは1999年12月20日にポルトガルから中国へ返還されて以降もポルトガル語が公用語のひとつとなっているほか、ポルトガルをベースにした法律、経済体系も多く残ることから、近年では中国におけるポルトガル語圏諸国との窓口役として、あらためて脚光を浴びる存在となっている。

「葡語國家食品展示中心」オープン1周年記念セレモニーでスピーチを行うIPIMの張祖榮主席=3月31日、マカオ・塔石広場(写真:IPIM)

「葡語國家食品展示中心」オープン1周年記念セレモニーでスピーチを行うIPIMの張祖榮主席=3月31日、マカオ・塔石広場(写真:IPIM)

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