マカオ 年間約1000人が喫煙原因の疾病で死亡…衛生局推計

マカオ衛生局(SSM)は5月31日、世界保健機関(WHO)が制定した禁煙を促進するための記念日「世界禁煙デー」に合わせて座談会を開催。SSMによるマカオにおける喫煙抑制政策の最新状況の紹介ともに、今後に向けた対策などが話し合われた。

SSMのマカオのがんデータベース登録年報資料によれば、2009年から13年まで、気管、気管支、肺といった呼吸器系のがんがマカオにおける死因のトップを占めたという。また、香港のデータを元に推計したマカオの喫煙者数は8万人超、喫煙が原因による疾病による死亡者数は毎年1000人近くに上るとし、看過できない状況にあるとした。

SSMでは、一歩一歩着実に喫煙抑制策を打ち出すことで、積極的に煙のない環境を作り、市民の健康促進に努めていくとした。

マカオで開催された「世界禁煙デー」座談会の様子=5月31日(写真:SSM)

マカオで開催された「世界禁煙デー」座談会の様子=5月31日(写真:SSM)

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