12年11月新規ローン貸付、住宅・商業物件とも下落
- 2013/1/23 13:53
- 産業・経済
マカオ政府金融管理局は23日、昨年(2012年)11月の住宅及び商業物件ローン新規貸付承認総額を発表した。住宅向け、商業物件ともに下落に転じた。
12年11月の新規住宅ローン貸付承認総額は36億パタカとなり、前月比15.7%の下落。うち、マカオ居民が占める割合は95.7%に。金額ベースではマカオ居民が11.9%、非居民が57.5%の減となった。
未完成物件に対する新規貸し付けは2億パタカで前月比171.8%の大幅増。うちマカオ居民によるものが同96.3%を占め、173.1%増、非居民も同142.7%の増だった。
商業物件への新規貸付は前月比7.0%減の47億パタカ。内訳はマカオ居民によるものが96.7%を占めた。金額ベースでは、マカオ居民によるものが同9.3%減だったが、非マカオ居民は253.1%の大幅増となった。
2012年11月末締めの未返済住宅ローン残高は959億パタカで前月比2.1%増、うちマカオ居民が93.0%を占めた。商業物件は同676億パタカで1.4%増、うちマカオ居民が90.6%となっている。
なお、返済滞納率は前月からとほぼ同水準で、住宅ローンが0.06%で前月から0.01%増、逆に商業物件ローンは0.01%減の0.13%となった。