マカオ政府統計調査局は6月27日、今年（2017年）3〜5月期の雇用統計を公表。総体失業率は前回調査（2〜4月期）から横ばいの2.0%、マカオ居民（マカオ居留権保有者）に限った失業率は0.1ポイント下落の2.6%、不完全雇用率は0.1ポイント下落の0.5%だった。

マカオの総体失業率は2015年2〜4月期まで史上最良水準の1.7%、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、以降は2.0%で推移してきた。

今年3〜5月期の労働人口は38.94万人、労働参加率は71.1%。このうち、総就業人口は前回調査時から300人増の38.18万人、マカオ居民に限ると400人増の28.04万人。

前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が1.1%増の8.19万人、卸売・リテール業が0.1%増の4.65万人、建設業が4.5%減の3.49万人、ホテル業が1.7%増の3.19万人、飲食業が4.3%減の2.26万人だった。

失業人口は前回調査時から100人減の7600人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は横ばいの8.5%。

前年の同じ時期との比較では、労働参加率が0.9ポイント下落、不完全雇用率が0.1ポイント下落、失業率が0.1ポイント上昇。

マカオの町並み（資料）＝マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月（写真：GCS）