マカオ、カジノのバカラテーブルで中国人男子が別のギャンブラーの勝ちチップを横取り…詐欺の疑いで逮捕

マカオ司法警察局は7月12日、マカオのカジノ施設にあるバカラテーブルで、他人の勝ちチップを横取りしたとして、中国本土出身の無職の男(53)を詐欺の疑いで逮捕したと発表した。

警察発表によれば、前日の午前0時10分頃、あるギャンブラーがバカラのゲームで勝利し、カジノディーラーが元本を含む1万6000香港ドル(日本円換算:約23万円)分のチップを払い戻したところ、別の男がそれを横取りしたという。すぐにディーラーが制止し、警備員を通じて警察に通報したとのこと。男は現場で警備員によって取り押さえられ、警察官に身柄を引き渡された。

警察の調べに対し、男は犯行を認める供述をしているという。

マカオのカジノ施設でテーブルゲームに参加する際、現金ではなくゲーミングチップを使用する。ゲーミングチップは少し分厚いコインのような形をしており、額面によって色やデザインが異なるが、いずれも小さく軽い。1枚10万香港ドル(約145万円)といった高額チップも存在する。

ゲーミングチップはカジノフロアにあるキャッシャーと呼ばれるカウンターで額面の現金と交換することができる。つまり、現金そのもの。マカオのカジノでは、しばしばゲーミングチップを狙った犯罪が発生している。

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

ゲーミングチップとバカラテーブルのイメージ(資料)—本紙撮影

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