LCCエアアジアが名古屋〜マカオ直行便就航計画…18年上半期にも=現地紙報じる
- 2017/8/12 10:09
- 澳日関係
昨今、LCC(格安航空会社)大手のエアアジア(本社:マレーシア)がマカオ国際空港発着路線の拡充意向を示しているが、系列のエアアジア・ジャパンが名古屋(中部国際空港)とマカオ国際空港を結ぶ直行便の就航を計画しているという。
マカオの有力紙『澳門日報』が8月12日付誌面で報じた内容によると、エアアジア香港・マカオ地区CEOの劉小媛氏が同紙の取材に対し、中部国際空港を本拠地とする系列会社のエアアジア・ジャパンは日本国内線の就航を先行させるが、その後、来年(2018年)上半期にも名古屋とマカオを結ぶ直行便を含む国際線の就航を計画していると明かしたとのこと。
劉氏によれば、同社グループがマカオ路線を拡充させる意向を持つ理由として、マカオ国際空港の発着枠に余裕がある、マカオに隣接する珠江デルタ地区からの集客が見込め(マカオから近い)香港国際空港と共存できることを挙げた。また、名古屋〜マカオ線については、競合が存在しないため候補入りしたとした。
現在、マカオ国際空港と日本を結ぶ路線については、レガシーキャリアのマカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しているのみ。過去にLCCのビバマカオ航空が東京(成田)線を運航していた時期もあるが、同社はすでに解散している。
マカオ国際空港は1995年に開港。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCC(格安航空会社)の誘致に積極的なことでも知られる。開港21年目となる昨年(2016年)の旅客数が前年比14%増の660万人となり、開港以来最多を記録した。