サンズチャイナ、反マネロン対策で元FBI捜査官雇用
- 2013/1/29 10:01
- 産業・経済
ヴェネチアンマカオやサンズマカオを傘下に持つサンズチャイナ(金沙中國)のエドワード・トレーシー総裁兼CEOは、反マネーロンダリング対策強化のため元FBI捜査官を雇用したと語った。サンズグループではすでにハイローラーのための国境を越えた送金を停止しているとの情報もあるという。
29日付地元有力紙「澳門日報」が報じた。米国サンズグループ本社が反マネーロンダリング対策について非常に重視しているといい、今回のマカオでの元FBI捜査官の雇用につながった。複数名を3か月前に採用し、すでに1名が1か月前にマカオに着任。今後、反マネーロンダリング対策を強化し、VIP顧客やジャンケットと呼ばれるVIP顧客を斡旋する仲介業者についての背景調査などを展開するという。サンズチャイナでは同時に社内規定の見直しや従業員教育なども進める方針。