台風16号が9月3日に香港・マカオへ接近見込み…直近2週間で3つ目=現地日本総領事館が在留邦人に注意喚起

在香港日本国総領事館(管轄エリア:香港及びマカオ)は9月1日午後、台風16号(国際名:マーワー)が同月3日に香港及びマカオへ接近する見込みであることを受け、現地在留邦人及び旅行者に向けて注意喚起メールを発出。

最新情報の収集に努め,台風による被害が予想される場合には渡航・外出を控える、あるいは日程・移動経路又は訪問地を変更する等、災害や事故に巻き込まれないよう安全確保に努めること、台風通過後も地盤の緩みに伴う土石流など、予測できない二次災害へ注意するよう呼びかけた。

香港・マカオにおいては、8月23日に台風13号、28日に14号が襲来したばかり。直近2週間で実に3つ目となる。特にマカオでは13号で死者10人、負傷者200人以上が出たほか、物的にも甚大な被害が発生しており、現在も市内各地で復旧作業が進められている。

なお、香港・マカオでは台風からの距離や風の強さに応じて、気象台がシグナル(台風警報)を発出する。シグナル8以上が発出されると、公共交通機関が運転を取りやめたり、商店等が閉店することとなるので注意が必要だ。在香港日本国総領事館も臨時休館となる。先の台風13号では香港、マカオともに最高警戒レベルとなるシグナル10、14号ではシグナル8が発令された。

マカオ地球物理気象局(SMG)の発表によれば、1日午後4時現在、台風16号はマカオの東南東約560キロの位置にあり、時速8キロで西北西へ進んでいる。中心付近の気圧は998ヘクトパスカル。

9月1日午後4時(現地時間)時点の台風16号(マーワー)の位置と予想進路(図版:SMG)

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