台風13号で被災のマカオ、9日ぶりに団体旅客戻る…受け入れ再開後最初の2日間で中国本土から411団体
- 2017/9/2 18:47
- 産業・経済
台風13号(国際名:ハト)が8月23日午前から午後にかけてマカオへ襲来し、人的、物的に甚大な被害をもたらした。
マカオ政府旅遊局(MGTO)では、災害からの復旧作業を優先するため、8月25日から団体旅客の受け入れを見合わせるよう旅行各社に要請していた。ホテル及びペンサオンと呼ばれる簡易宿泊施設(ゲストハウス)についても、停電や断水など影響によって一時営業規模を縮小せざるを得なかったところも多かったが、近日になってようやく大半の施設において電気及び水の供給が回復。8月29日にMGTOと観光業界が会合を開き、マカオ市街地の復旧状況、ホテルサービス正常化のめどが立ったこと、主要観光名所の被害が少なかったことなどを考慮し、9月2日からの団体旅客受け入れ再開を決定した。
MGTOが旅行各社から提供を受けた初歩データによれば、再開初日(9月2日)、2日目(3日)の2日間で中国本土から411の団体を受け入れ予定とのこと。MGTOでは、旅行社及びホテルに対して安全に関するガイドラインを発出。観光都市としてのマカオのイメージを維持すべく、準備を万全に整え、安全に留意するよう呼びかけた。また、MGTOは2日朝からカオの玄関口となるイミグレーション施設及び主要観光スポットに職員を派遣し、団体旅客受け入れ再開初日の状況をチェックしたところ、概ね順調だったという。
マカオは年間およそ3000万人の観光客が域外から訪れるアジア有数の観光都市として知られる。