マカオ警察、無認可宿泊施設に立ち入り検査実施

マカオ治安警察局は9月12日、マカオ半島友誼大馬路のビルにある無認可宿泊施設と疑われる部屋へ立ち入り検査を実施した。現場周辺はカジノ施設や雑居ビルが立ち並ぶ繁華街。

同局によれば、今年6月に通報を受けた後、調査に着手し、不特定多数の男女が出入りしていることを把握。立ち入り検査を実施した際、部屋の中に寝室3、リビングという間取りに4つのベッドが置かれており、部屋の中にいたいずれも中国本土出身の男女4人がいたとのこと。

警察が4人から事情を聞いたところ、カジノ内で知り合った男や友人の紹介で斡旋されたなどと話しており、宿泊料は1泊300香港ドル(日本円換算:約4200円)から1ヶ月7000香港ドル(約9万8000円)だったという。

その後、旅遊局職員が無許可宿泊施設であることを確認し、部屋の入口を封鎖した。

マカオは1999年にポルトガルから中国に返還されたが、以降も独自の出入境管理を行っている。中国本土籍の旅客がマカオを訪れる際、香港マカオ往来通行証と呼ばれる渡航証とビザに相当する渡航許可を取得するのが一般的だが、およそ2〜3ヶ月に1回7日間といったかたちで一定期間内の入境回数や滞在日数などに制限が設けられていることなどから、違法な就労や賭博、観光などを目的とした密航やオーバーステイが後を絶たない。不法行為を手引きする蛇頭も暗躍し、超過滞在者の隠れ家となる無認可宿泊施設の存在なども社会問題化している。

マカオ治安警察局による無認可宿泊施設への立ち入り検査の様子(写真:澳門治安警察局)

マカオ治安警察局による無認可宿泊施設への立ち入り検査の様子(写真:澳門治安警察局)

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