マカオ科学館が約1ヶ月ぶり再オープン…台風13号の影響で外壁破損

8月23日にマカオを襲った大型の台風13号(国際名:ハト)の影響によって建物外観パネルが吹き飛ばされるなどのの被害が出たことを受け、現在まで臨時休館を余儀なくされているマカオ科学館が9月29日に再オープンすると発表した。

同館では現在も外壁等の修復工事が続けられており、再オープンにあたって安全通路を用意するとのこと。また、10月1日は中国の建国記念日にあたる国慶節のため、エキジビションセンターを無料開放するとのこと。

同館はマカオのポルトガルから中国への返還10周年記念事業のひとつとして2009年に開館。近未来的な非対称円錐形の外観が特徴的で、オープン以来、マカオの新しいアイコンとして市民や観光客に親しまれている。設計を手がけたのは著名な中国系アメリカ人建築家のイオ・ミン・ペイ氏が率いるペイ建築事務所。

なお、同館は2015年11月に外壁メンテナンス工事における溶接作業が原因の火災事故があり、修復のためおよそ1ヶ月間臨時休館したことがある。

約1ヶ月ぶりに再オープンするマカオ科学館では依然として修復工事が続けられている(写真:Macao Science Centre)

約1ヶ月ぶりに再オープンするマカオ科学館では依然として修復工事が続けられている(写真:Macao Science Centre)

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