マカオ、国慶節連休の訪マカオ旅客数1割増もカジノ売上は事前予測下回る…投資銀行大手

マカオ政府旅遊局は10月9日、国慶節及び中秋節連休8日間(10月1〜8日)の訪マカオ旅客数統計を公表。

8日間の訪マカオ旅客総数は前年の同じ時期から約10%増となる約92.1万人(延べ、以下同)、中国本土からの旅客に限ると約11%増の69.6万人に上った。

しかしながら、投資銀行大手のクレディ・スイスが連休明けに発出したレポートによれば、訪マカオ旅客数は安定的に推移したものの、カジノ売上については予想を下回ったようだ。

レポートの内容によれば、連休中のカジノ売上の上昇幅はVIPルームで約10%、マスゲーミングフロア(いわゆる平場)で約5%程度となり、1日あたりカジノ売上は事前予測の12億パタカ(日本円換算:約168億円)を下回る10〜11億パタカ(約140〜154億円)だったとのこと。連休明け以降の1日あたりカジノ売上が6.8〜6.9億パタカ(約95〜97億円)で推移した場合、10月の月次カジノ売上は事前予測を3〜6ポイント下回る対前年10〜13%増にとどまる見通し。

マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れだったが、同年8月から今年9月まで14ヶ月連続で対前年プラスを維持している。

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

カジノのイメージ(資料)—本紙撮影

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