マカオ国際空港でハイジャック対策訓練実施

マカオの主要な空の玄関口となるマカオ国際空港(タイパ島)で10月20日未明、大規模なハイジャック対策訓練が実施された。

ハイジャック対策訓練は二年に一度実施しているもので、今回は、ある外国の航空機が武装した政治組織によってハイジャックされた状態でマカオ国際空港に着陸し、乗客乗員を人質にとり、マカオ政府に対して出身国で収監されているメンバーの解放に協力するよう要求したとの想定で行われた。

訓練は治安警察局が指揮を執り、警察総局、税関、司法警察局、消防局、衛生局、海事・水務局、民航局といった政府関連部門のほか、空港運営及び管理会社、マカオ航空、警備会社などから250人が参加。

管制塔からの通報を受けて緊急危機管理体制を敷くところからスタートし、司法警察局員によるハイジャック犯との人質解放交渉、ハイジャック犯の逮捕と人質の救出作業など、各部門による一連の危機対策行動の手順がおよそ4時間にわたって確認されたという。

マカオ政府民航局によれば、マカオがテロ攻撃の対象となるリスクは低いものの、乗客の生命の財産の安全を保障することが主要な任務であり、二年に一度のハイジャック対策訓練を含み、毎年一度保安訓練を実施することで、突発的な事件へ対応する準備を整えているとのこと。

マカオ国際空港は1995年に開港。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCC(格安航空会社)の誘致に積極的なことでも知られる。開港21年目となる昨年(2016年)の旅客数が前年比14%増の660万人となり、開港以来最多を記録した。現在、マカオ国際空港と日本を結ぶ定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航している。

マカオ国際空港で実施されたハイジャック対策訓練の様子=2017年10月20日(写真:マカオ政府民航局)

マカオ国際空港で実施されたハイジャック対策訓練の様子=2017年10月20日(写真:マカオ政府民航局)

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