マカオの法定通貨「パタカ」紙幣増刷へ…流通需要増加で=小額紙幣中心

マカオ立法会は11月3日、マカオの法定通貨「パタカ」紙幣を発行する2つの民間銀行(大西洋銀行及び中国銀行マカオ支店)から申請のあった6種の額面の紙幣の増刷に関する行政法案の審議を終えたと発表。公布翌日に施行となる。

行政会の発表によれば、紙幣使用頻度が高まりを受け、ATM(現金自動預払機)使用回数が上昇傾向にあるなど、市中における紙幣流通需要が増加している状況という。

なお、増刷分については両行がそれぞれ異なるデザインで発行する最新版と基本的に同様で、券面に記載される流通日と発行許可した行政法規の番号部分のみが変更になるとのこと。

具体的な増刷枚数(両行合計)は10パタカ紙幣が2.1億枚、20パタカ紙幣が1億枚、50パタカ紙幣が2700万枚、100パタカ紙幣が3300万枚、500パタカ紙幣が2200万枚、、1000パタカ紙幣が1100万枚で、小額紙幣が中心となっている。(参考:1パタカ=約14円)

中国銀行マカオ支店発行の2008年版100パタカ紙幣のデザイン見本(図版:GCS)

中国銀行マカオ支店発行の2008年版100パタカ紙幣のデザイン見本(図版:GCS)

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