マカオの文化財「漁翁街天后廟」のプレハブ小屋で火災…少量の仏像など被害

マカオ半島北部の漁翁街にあり、マカオの文化財リストに登録されている天后廟の敷地内で11月14日午前8時頃、火災が発生。消防が緊急出動し、およそ10分後に鎮火したという。

出火場所は敷地内のプレハブ小屋で、およそ150平米が焼けた。人的被害はなかったが、一部仏像に被害が出たという。本殿に影響は及ばなかったとのこと。

消防は出火原因について、初期調査の結果、プレハブ小屋の中に設置されていた冷蔵庫の配線ショートであるとの見方を示した。

マカオ政府文化局(ICM)では、廟の管理者および権利者に対し、廟内の整理整頓の徹底を促すとともに、書面での経緯報告を要求。文化財保護法の規定に基づき、今後、適切な文化財保護が履行されているかの確認のための巡回を強化して臨むとした。

天后廟はマカオに複数存在するが、1865年に建てられたとされる漁翁街天后廟はマカオで唯一東側を向いたものとして知られる。

漁翁街天后廟の現場の様子=2017年11月14日(写真:ICM)

漁翁街天后廟の現場の様子=2017年11月14日(写真:ICM)

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