マカオのカジノ税収、10月終了時点で年間予算達成…1〜10月累計17.4%増の約1兆円=歳入の8割超占める
- 2017/11/18 9:22
- 産業・経済
マカオ政府財政局が11月17日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年(2017年)1〜10月累計の歳入は前年の同じ時期から14.8%増の949億7170万パタカ(日本円換算:約1兆3235億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は104.5%となった。
このうち、ゲーミング(カジノ)税収は17.4%増の762億6600万パタカ(約1兆0627億円)で、予算執行率は106.1%。歳入に占めるゲーミング税の割合は80.3%。
マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、同年8月から今年10月まで15ヶ月連続で対前年プラスを維持している。
一方、歳出は5.2%減の556億9190万パタカ(約7761億円)で、予算執行率は65.3%にとどまった。
財政収支は64.0%増の392億7990万パタカ(約5474億円)で、予算執行率は705.5%に達している。