マカオ、カジノ及びカジノ仲介業の比重やや下落…産業多角化を反映=2016年産業構造統計

マカオ政府統計調査局は11月22日、昨年(2016年)のマカオの産業構造統計を公表。産業付加価値総額はゼロ成長となったが、一昨年のマイナス21.1%からは持ち直した。その要因として、カジノ業の経営状況が改善したほか、銀行、保険、ペンションファンドをはじめとする金融業、ホテル業が好調だったことが挙げられる。

昨年の産業構造の比重は、第二次産業が建設業の比重低下により前年から1.2ポイント下落の6.6%、第三次産業は金融業、不動産業、リース業、ビジネスサービス業の比重上昇により、1.2ポイント上昇の93.4%に。このうち、カジノ及びカジノ仲介業は0.9%下落の47.2%、非カジノサービス業が2.0ポイント上昇の46.2%だった。

近年、マカオ政府では、経済の過度なカジノ依存からの脱却を掲げ、産業多角化の推進に取り組んでいる。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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