10月の訪マカオ旅客数、対前年7.9%増の約288.9万人=1〜10月累計4.6%増

マカオ政府統計調査局は11月23日、今年(2017年)10月の訪マカオ旅客数統計を公表。月次の旅客数は前年同月から7.9%、前月から16.2%のそれぞれ増となる延べ(以下同)288万8716人だった。10月初旬には国慶節及び中秋節の大型連休があった。

今年10月の訪マカオ旅客全体のうち、宿泊を伴う旅客が前年同月から7.3%増の147万1036人、日帰り旅客が8.4%増の141万7680人。旅客の平均滞在時間は1.2日、日帰り旅客に限ると0.2日、宿泊を伴う旅客は2.2日で、いずれも横ばいだった。

かつて、訪マカオ旅客の大半が日帰りだったが、宿泊を伴う旅客は10月まで27ヶ月連続で対前年増を記録。昨年6月から今年10月までの間、今年1、2月を除いて宿泊を伴う旅客が日帰り旅客の数を上回っている。

今年10月の訪マカオ旅客のうち、国・地域別で最多だったのは中国本土旅客で、前年同月から12.8%増の205万8530人。このうち個人旅客に限ると11.1%増の95万9648人だった。中国本土旅客が全体に占める割合は71.3%。

その他の国・地域では、人数が多い順に香港が9.4%減の46万5912人、台湾が2.1%減の8万5196人、韓国が54.5%増の8万0528人、フィリピンが12.9%増の2万7509人、日本が13.3%増の2万5176人。

1〜10月累計の訪マカオ旅客数は2672万3755人で、前年の同じ時期から4.6%増。このうち中国本土旅客は7.0%増の1814万6396人で、全体の67.9%を占めた。

なお、マカオのカジノ監理当局DICJが11月1日に公表した資料によれば、今年10月の月次カジノ売上は前年同月から22.1%増の266.33億パタカ(日本円換算:約3687億円)、1〜10月累計では19.2%増の2200.10億パタカ(約3兆0456億円)となり、旅客数の増を大幅に上回って推移している。

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

マカオ随一の観光名所、世界遺産・聖ポール天主堂跡(資料)=2016年7月-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  このほどマカオ政府財政局(DSF)が公表した最新統計によれば、今年(2025年)3月の住宅売買・…
  2.  マカオ政府旅遊局(マカオ政府観光局/MGTO)は4月15日、同月17日から20日まで、日本の東京…
  3.  国際展示会大手のリード・エグジビションズ(RX)は4月16日、今年(2025年)5月7日から9日…
  4.  澳門海關(マカオ税関)は4月15日、違法な運搬活動(いわゆる運び屋行為)に対する監察体制を維持す…
  5.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで4月14日から20日まで卓球シングルスの国際大会「…

ピックアップ記事

  1.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  2.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun