マカオ国際空港、2017年の年間旅客数716万人…1995年の開港以来最多

マカオの主要な空の玄関口、マカオ国際空港の運営会社にあたるCAMは1月4日、昨年(2017年)の年間旅客数が対前年8%増、開港以来最多となる716万人(延べ、以下同)に達したと発表。実にマカオの人口のおよそ11倍に相当する。フライト数についても2.8%増の5.8万回超だった。

同年末時点の乗り入れ航空会社数は29、乗り入れ都市数は46で、同年の新規乗り入れ航空会社数は5、乗り入れ都市は6。方面別では、東南アジア及び北東アジア路線の旅客が全体の43%を占めた。また、LCC(格安航空会社)を利用した旅客数が対前年32%の大幅増となった。

今年(2018年)については、マカオと世界を結ぶ空の架け橋役を担うべく長距離路線の誘致を進めるほか、旅客ターミナルビル北側部分の拡張工事が完成見込みとなっており、旅客キャパシティが年間750万人まで拡大するとした。

マカオ国際空港はタイパ島の北東部にあり、ポルトガル統治時代の1995年に開港した。現在は東北及び東南アジアとの短距離路線が主で、LCC(格安航空会社)の誘致に積極的なことでも知られる。近年、旅客数は右肩上がりの増加が続いている状況だ。日本との間の定期便については、マカオ航空が東京(成田)と大阪(関西)にそれぞれ1日1往復、福岡に週3往復就航しており、いずれも全日空とのコードシェア便となっている。

マカオ国際空港旅客ターミナルビルの様子(写真:CAM)

マカオ国際空港旅客ターミナルビルの様子(写真:CAM)

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