マカオの新IR「MGMコタイ」への新規ゲーミングテーブル割当125台…1月29日開業予定

マカオ政府経済財政庁のライオネル・リョン(梁維特)長官は1月24日、同月29日にマカオ・コタイ地区に開業予定の大型IR(統合型リゾート)「MGMコタイ(中国語表記:美獅美高梅)」に対し、ゲーミング(カジノ)テーブルを125台、スロットマシン台を900台新規割当したことを明らかにした。

なお、ゲーミングテーブルの割当時期は開幕時に100台、残りは2019年1月という段階的なものとなる。このほか、マカオ半島にある系列のMGMマカオの既存割当分の中から77台分をMGMコタイへ移動することについても認可したとのこと。

マカオでは、カジノフロアに配置するゲーミングテーブル数がDICJによるコントロール下にあり、必ずしも運営会社の希望通りの割当を得られるわけではない。マカオ政府は2013年から10年間、毎年平均のカジノテーブル台数の増加率を3%以内とし、認可にあたってノンゲーミング(非カジノ要素)に対する投資規模を審査基準とする原則を打ち出している。

マカオのカジノ監理当局にあたるDICJの最新データによると、昨年(2017年)第4四半期末時点のマカオ全体のゲーミングテーブル台数は6419台、スロットマシン台数は1万5622台。

運営会社のMGMチャイナホールディングスがこれまでに発表した情報を総合すると、MGMコタイの敷地面積は約400万平方フィート(約3万7612平米)で、カジノ、多目的シアター、1400室規模のホテル、コンベンション施設、スパ、リテールショップ、料飲施設などで構成され、コタイ地区における宝石箱をイメージしたという外観デザインが特徴。純金24Kの金箔3万2千枚を使った高さ11メートル、重さ11トンという巨大なライオン像を設置することでも話題となっている。総投資額はおよそ270億香港ドル(日本円換算:約3786億円)。

MGMチャイナが開発を進める新IR施設「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

MGMチャイナが開発を進める新IR施設「MGMコタイ」(資料)=マカオ・コタイ地区、2016年11月-本紙撮影

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