マカオの17年12月新規住宅ローン承認額約428億円…2ヶ月ぶり下落に転じる

マカオ政府金融管理局が2月13日に発表した昨年(2017年)12月の住宅及び商業物件向けローン関連統計によれば、新規ローン承認額は住宅不動産向け、商業不動産向けとも2ヶ月ぶりに下落に転じた。

17年12月の新規住宅ローン貸付承認総額は前月から22.3%、前年同月から24.0%のそれぞれ減となる32億パタカ(日本円換算:約428億円)。このうち、97.3%を占めるマカオ居民(=マカオ居留権保有者)向けは前月から23.7%減となる31億パタカ(約415億円)、前月のベースが低かった非居民向けは145.2%増の0.85億パタカ(約11億円)だった。

プレビルド(未完成)物件に対する新規貸付承認額は前月から1.2%減、前年同月から4.6%増の3.2億パタカ(約43億円)。このうち、95.7%を占めるマカオ居民向けは前月から5.5%減。

新規商業物件向けローン貸付承認額は前月から15.8%減、前年同月から20.3%増となる55億パタカ(約736億円)。このうち97.4%を占めるマカオ居民向けは前月から28.7%減の54億パタカ(約722億円)、非居民向けは28.7%減の1.4億パタカ(約19億円)だった。

17年12月末時点の住宅ローン融資残高は前月から0.2%、前年同月から4.2%のそれぞれ増となる1895億パタカ(約2兆5353億円)。このうち、マカオ居民が占める割合は93.5%。マカオ居民向けの住宅ローン融資残高は前月から0.1%増、非居民については1.5%増。

商業物件向けローン融資残高は前月から0.1%、前年同月から5.4%のそれぞれ増となる1787億パタカ(約2兆3908億円)。このうち、マカオ居民が占める割合が90.4%。マカオ居民と非居民の商業物件ローン融資残高はそれぞれ前月から0.1%増、0.3%減。

17年12月末締めの住宅ローン延滞率は0.19%で、前月から横ばい、前年同月から0.02ポイント上昇。商業物件向けローン延滞率は0.15%で、前月から横ばい、前年同月から0.02ポイントの上昇だった。

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2018年1月本紙撮影

住宅が密集するマカオ半島の町並み(資料)=2018年1月本紙撮影

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