マカオ、旧正月シーズンも悪質タクシー暗躍…ぼったくりと乗車拒否が総検挙数の9割

近年、マカオでは一部の悪質なタクシードライバーによるぼったくりや乗車拒否が大きな社会問題となっている。消費者利益及び観光都市としてのイメージを著しく毀損する行為として警察と交通当局がパトロールを強化して臨んでいるものの、依然暗躍が続いている状況だ。

マカオ治安警察局は2月20日、旧正月(春節)シーズンにあたる同月14日から19日までのタクシー及び白タクに対する取り締まり状況を公表した。

5日間のタクシーの違反検挙総数は254件で、このうちぼったくりが183件、乗車拒否が48件で、検挙数全体の90.9%を占めた。

昨年(2017年)通期の違反検挙総数は前年から32.3%増となる5491件、このうちぼったくりが85.6%の大幅増となる3180件、乗車拒否が11.4%増の1574件で、検挙数全体の87.6%を占めた。

なお、実際には泣き寝入りなどもあるとみられ、統計に表れない悪質タクシーによる被害が相当数あると予想される。

マカオ治安警察局(資料)-本紙撮影

マカオ治安警察局(資料)-本紙撮影

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