フォーブス・トラベルガイドが2018年版の格付け発表…5つ星評価獲得のホテル・レストラン・スパの数でマカオが世界最多

フォーブス・トラベルガイドが2月20日、60回目となる2018年最新版の格付けを発表した。日本では2015年から日本の東京が対象地域となったばかりとあって、まだまだ知名度が高いとはいえないが、欧米及び香港・マカオといったアジアでは高い権威を誇り、毎年リスト入り施設が大きくクローズアップされる。

フォーブス・トラベルガイドは、5つ星の格付けシステムを初めて導入したトラベルガイドとして知られる。現在、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域の50の国と地域(都市)のホテル、レストラン、スパの格付けを行っている。

資料によれば、2018年最新版のフォーブス・トラベルガイドで星を獲得した施設は1609軒で、5つ星を獲得したホテルは199軒、レストランは64軒、スパは60軒となっている。

マカオで5つ星を獲得したホテルは12軒、レストランは12軒、スパは8軒で、3部門すべてで世界最多に。また、世界に13軒のみという3部門で5つ星評価を獲得した「三冠王」ホテルのうち3軒(バンヤンツリーマカオ、マンダリンオリエンタルマカオ、ウィンパレス)がマカオだった。ウィンパレスが客室数1000室以上を要する大規模ホテルとして世界で初めて5つ星を獲得した。

21世紀に入って以降、マカオではラスベガス型の大型カジノIR(統合型リゾート)のオープンラッシュが続いており、今回5つ星評価を獲得したすべての施設もIRに付帯している。

マカオで「フォーブス・トラベルガイド2018」の5つ星評価を獲得した施設は下記の通り。(アルファベット順)

■ホテル(リゾート名)
アルティラ マカオ(アルティラ マカオ)
バンヤンツリー マカオ(ギャラクシーマカオ)
コンラッドマカオ コタイセントラル(サンズコタイセントラル)
アンコールマカオ(ウィンマカオ)
フォーシーズンズホテルマカオ コタイストリップ(ザ・プラザ マカオ)
マンダリンオリエンタルマカオ(ワンセントラル)
MGMマカオ(MGMマカオ)
ヌーワ・マカオ(シティ・オブ・ドリームズ マカオ)
ザ・リッツ・カールトン マカオ(ギャラクシーマカオ)
スター・タワーatスタジオ・シティ マカオ(スタジオ・シティ マカオ)
ウィンマカオ(ウィンマカオ)
ウィンパレス(ウィンパレス)

■レストラン(ホテル/リゾート名)
オーロラ(アルティラ マカオ)
ベロン(バンヤンツリー マカオ/ギャラクシーマカオ)
ゴールデンフラワー(ウィンマカオ)
イル・テアトロ(ウィンマカオ)
ジェード・ドラゴン(シティ・オブ・ドリームズ マカオ)
ミズミ(ウィンマカオ)
シンジ・バイ・カネサカ(シティ・オブ・ドリームズ マカオ)
スシ・ミズミ(ウィンパレス)
ザ・テイスティング・ルーム(シティ・オブ・ドリームズ マカオ)
天政(アルティラ マカオ)
ヴィダ・リカ・レストラン(マンダリンオリエンタルマカオ/ワンセントラル)
ウィンレイ(ウィンマカオ)

■スパ(ホテル/リゾート名)
アルティラ・スパ(アルティラ マカオ)
バンヤンツリースパ マカオ(バンヤンツリー マカオ/ギャラクシーマカオ)
ESPA(ザ・リッツ・カールトン マカオ/ギャラクシーマカオ)
ヌーワスパ(クラウン・タワーズ マカオ/シティ・オブ・ドリームズ マカオ)
ザ・スパ・アット・アンコールマカオ(アンコールマカオ/ウィンマカオ)
ザ・スパ・アット・マンダリンオリエンタルマカオ(マンダリンオリエンタルマカオ/ワンセントラル)
ザ・スパ・アット・ウィンマカオ(ウィンマカオ)
ザ・スパ・アット・ウィンパレス(ウィンパレス)

2016年8月開業のウィンパレスはホテル・レストラン・スパの3部門で5つ星を獲得(資料)-本紙撮影

2016年8月開業のウィンパレスはホテル・レストラン・スパの3部門で5つ星を獲得(資料)-本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」併設のショッピングアーケー…
  2.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  3.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  4.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  5.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…

ピックアップ記事

  1.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun