マカオの総体失業率1.8%に…0.1ポイント良化=17年11月〜18年1月期雇用統計

マカオ政府統計調査局は2月26日、昨年(2017年)11月〜今年(2018年)1月期の雇用統計を公表。総体失業率は前回調査(昨年10〜12月期)から0.1ポイント下落の1.8%、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率は0.1ポイント下落の2.4%、不完全雇用率は0.1ポイント上昇の0.4%だった。

マカオの総体失業率は2015年2〜4月期まで史上最良水準の1.7%、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、16年11月〜17年1月期から7〜9月まで2.0%、以降は1.9%で推移してきた。

昨年11月〜今年1月期の労働人口は38.28万人、労働参加率は69.8%。このうち、総就業人口は前回調査時から100人増の37.60万人、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限ると横ばいの27.64万人。

前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が2.2%増の8.12万人、卸売・リテール業が1.0%減の4.32万人、ホテル業が2.9%減の2.86万人、建設業が4.8%減の2.72万人、飲食業が0.5%増の2.48万人だった。

失業人口は前回調査時から200人減の6900人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は2.7ポイント下落の9.9%。

前年の同じ時期との比較では、失業率が0.2ポイント、労働参加率が1.5ポイント、不完全雇用が0.1ポイントのそれぞれ下落。

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

マカオの町並み(資料)=マカオ半島・内港上空から空撮、2015年4月(写真:GCS)

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