マカオの国際カジノ見本市「G2Eアジア2018」過去最大規模で開催へ
- 2018/3/9 9:44
- カジノ・IR
アジア最大級の国際カジノ見本市として毎年5月中旬にマカオで開催されている「G2Eアジア(Global Gaming Expo Asia)」。3月7日午後、主催者が第12回目となる今年(2018年)のイベント開催概要発表記者会見を行った。
G2Eアジアはアメリカゲーミング協会と国際展示会大手リード・エグジビションズの共催で2007年にスタート。全世界からスロットマシン及びカジノ周辺機器メーカー、サービスプロバイダーなどが出展し、アジアを中心としたカジノ運営会社の関係者らが視察に訪れることから、ビジネスネットワーキングハブ機能を果たしてしているのが特徴となっている。前回(2017年)には580件のビジネスマッチングがあり、総額2195万米ドル(日本円換算:約23億円)の契約につながったとのこと。
G2Eアジア2018の開催期間は5月15日から17日までの3日間、会場はマカオ・コタイ地区の大型IR(統合型リゾート)ヴェネチアンマカオ併設のコタイエキスポホールを予定しているとのこと。エキジビション面積は前回から32%拡大の3.7万平米、出展社数(主に中国本土、台湾、日本、米国など)は16%増の220(うち8割が新規出展)、世界90の国と地域から15%増の1.5万人の来場者を見込んでいるとした。いずれも過去最大規模。
エキジビションホールには、IR(統合型リゾート)のノンゲーミングにおける売上と価値の向上に繋がる技術やサービスを紹介する「IRテクノロジー&ビジネスソリューション」、デジタルゲーム開発及び技術プロバイダによる「デジタルコンテンツ&テクノロジー」、電子ゲーミングマシン製造業社向けの「パーツ&コンポーネンツパビリオン」にフォーカスしたいずれもインタラクティブ型の展示コーナーを設けるという。
また、ロッタリー業界関係者へのビジネスマッチング機会を提供するほか、日本を含むアジアを拠点とする専門家による講演やディスカッションを通じ、業界の健康的かつ持続的発展のための方策を探求する「アジアロッタリーエキスポ&フォーラム2018」を併催。さらに、会期初日にはアジアのカジノ業界を対象とした「G2Eアジアアワード2018」の授賞式も開催する。昨年の同アワードでは全14部門のうち2部門で日本勢が受賞している。
G2Eアジアといえば、日系のカジノマシン及び関連機器、カジノ用品メーカーなどによる出展や内外の専門家による日本のカジノ解禁をテーマにした講演やパネルディスカッションが多くセットされるなど、日本の存在感が大きいことでも知られる。