スタンガンなど禁止武器の範疇に含まれる護身グッズ所持で台湾出身の男逮捕…マカオ国際空港の手荷物検査で発見

マカオ治安警察局の発表によれば、3月23日にマカオ国際空港を出発する旅客便を利用予定の乗客の荷物の中から禁制品と思われる品が見つかったと空港警備担当から通報を受けたという。

警察官が荷物の中身を確認したところ、マカオで禁制品扱いとなっているスタンガン、伸縮式こん棒、催涙スプレーが見つかった。警察の調査でいずれも法律の定める禁止武器に相当するものであると確認されたことから、荷物の持ち主である台湾出身の自称インテリアデザイン会社勤務の男(56)を逮捕したとのこと。警察では、男を武器弾薬関連法違反の罪で送検する方針。

男は警察の調べに対し、当該物品について、妻子の護身用として中国・珠海市のショッピングセンターで購入し、ハンドキャリーでマカオに持ち込んだと話しているという。

マカオ国際空港の手荷物検査場では旅客の携行品の中から催涙スプレーやスタンガン、メリケンサックなどが発見される事案が相次いでいる。護身用のグッズであっても、同時に攻撃性を有するとみなされることから、マカオでは禁止武器の範疇に含まれている。

台湾出身の男の手荷物の中から見つかったスタンガン、伸縮式こん棒、催涙スプレー(写真:マカオ治安警察局)

台湾出身の男の手荷物の中から見つかったスタンガン、伸縮式こん棒、催涙スプレー(写真:マカオ治安警察局)

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