マカオの18年1〜2月累計カジノ税収24.7%増の約2333億円…歳入の8割強占める=年度予算執行率は21.4%に
- 2018/4/6 11:16
- カジノ・IR
マカオ政府財政局が4月4日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年(2018年)1〜2月累計の歳入は前年の同じ時期から23.7%増の211億0050万パタカ(日本円換算:約2791億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は20.0%となった。
このうち、ゲーミング(カジノ)税収は17.9%増の176億3360万パタカ(約2333億円)で、年度予算執行率は21.4%。歳入に占めるゲーミング税の割合は83.6%。
マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、以降、今年3月まで20ヶ月連続で対前年プラスを維持している。
歳出は83.9%増の95億2840万パタカ(約1260億円)で、年度予算執行率は9.7%。歳出増の主要因は投資計画分の増によるもので、経常性費用に限ると4.5%増。
財政収支は2.5%減の115億7210万パタカ(約1531億円)。ただし、年度予算執行率は167.2%に達している。