マカオの人口密度2.11万人に…面積拡大で微減も極めて過密=2017年
- 2018/4/19 10:30
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は4月18日、2017年環境統計を公表。同年のマカオの陸地面積は前年から0.3平方キロ拡大の30.8平方キロ(東京の山手線の内側のおよそ半分に相当)、1平方キロあたりの人口密度は300人減となる2万1100人だった。
マカオは中国大陸と陸続きのマカオ半島、離島のタイパ島とコロアン島、タイパ島とコロアン島の間を埋め立て造成したコタイ地区で構成されるが、居住エリアはマカオ半島とタイパ島の一部に集中しているほか、昨年の訪マカオ旅客数が過去最高となる3200万人超に達したことから、実際には統計データ上の数字よりもなおさら人口密度が高く感じられる。
同局が今年(2018年)3月に公表した2017年人口統計によると、2017年12月末時点におけるマカオの人口は前年の同じ時期から1.3%増の65万3100人。ポルトガルから中国へ返還された年にあたる1999年12月末の43万8000人から大幅増となっている。
マカオは極めて規模の小さい地域であるため、人口密度を他の国や地域と単純比較するのは難しいが、世界的に極めて人口密度が高い地域とされる香港や東京都の3倍以上となっている。