マカオ、18年第2四半期企業統計公表…前年同期から会社新設数40%増も登録資本金は97%減少
- 2018/8/6 16:23
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は8月6日、今年第2四半期(2018年4〜6月期)の企業統計を発表。会社新設数は前年同期から40.0%(491社)増の1720社、登録資本金は97.0%減の2.2億パタカ(日本円換算:約30.2億円)だった。
資本金急減の要因として、前年同期に資本規模の基金会社の新規設立があったことが挙げられる。
今年第2四半期の新設企業の業種別では、ホールセール・リテール業が556社、ビジネスサービス業が505社と多かった。解散企業数は169社で、取り消し資本金は4975万パタカ(約6.8億円)。
新設企業の登録資本金の規模では、5万パタカ(約69万円)以下が全体の77.4%を占める1331社で、これらの合計資本金は3442万パタカ(約4.7億円)。一方、100万パタカ(約1374万円)以上は29社、合計資本金は全体の62.7%にあたる1.4億パタカ(約19.2億円)。
資本金の出所については、マカオからが1.1億パタカ(約15.1億円)、中国本土からが6379万パタカ(約8.8億円)で、このうちグレートベイエリアに含まれる中国本土の都市からのものが1904万パタカ(約2.6億円)を占めた。株主構成では、株主全員がマカオ籍という企業が1219社、マカオとその他の国家または地域の組み合わせが191社。
今年上半期の会社新設数は前年の同じ時期から17.5%増の3173社、登録資本金は93.9%減の4.6億パタカ(約63.2億円)。解散企業数は433社、取り消し資本金は1.7億パタカ(約23.4億円)。
今年第2四半期末時点のマカオの登録企業数は6万3787社となり、前年の同じ時期から4832社の増。