マカオ、クレカ発行枚数増加続く…決済及び返済総額も対前年2桁増=18年第2四半期

マカオ政府金融管理局は8月7日、今年第2四半期(2018年4〜6月期)のクレジットカード統計を発表。マカオにおける個人向けクレジットカード発行枚数は増加を維持し、決済総額及び返済総額についても前年の同じ時期から2桁増となった。

今年第2四半期末時点におけるマカオの認可機構が直接または間接的に発行した個人向けクレジットカードの総数は124万3378枚となり、今年第1四半期末から2.2%、前年の同じ時期から10.4%のそれぞれ増。増加要因として、ダブルカレンシー(2通貨)及びトリプルカレンシー(3通貨)カードの普及拡大が挙げられる。決済通貨別ではマカオパタカカードが前年の同じ時期から10.2%増の87万8598枚、香港ドルカードが3.8%増の9万0213枚、人民元カードが13.3%増の27万4567枚。

今年第2四半期末時点でのマカオの認可機構が発行するクレジットカードの与信総額は今年3月末から2.5%、前年の同じ時期から13.0%のぞれぞれ増となる302億パタカ(日本円換算:約4167億円)に達した。カード債券総額は25億パタカ(約345億円)あり、このうち支払い先送り分が未収債券の30.4%にあたる7.7億パタカ(約106億円)。支払い予定日から3ヶ月以上の未収金比率は今年3月末から0.10ポイント下落の1.49%。

今年第2四半期のマカオ発行クレジットカードの決済総額は今年第1四半期から1.1%、前年の同じ時期から12.1%のそれぞれ増となる55億パタカ(約759億円)。このうち、キャッシングが2.2億パタカ(約30億円)で、決済総額の4.0%を占めた。このほか、利息及び手数料を含む返済総額は今年第1四半期から5.4%下落、前年の同じ時期から14.6%増の54億パタカ(約745億円)だった。

なお、マカオの人口は約65万人。

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

マカオ金融管理局ビル(資料)―本紙撮影

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ・コタイ地区にある統合型リゾート(IR)ウィンパレスの運営会社は4月16日、同IR内にアジ…
  2.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで4月14日から20日まで卓球シングルスの国際大会「…
  3.  マカオではアフターコロナで社会・経済の正常化が進む中、歩行者による禁止場所及び赤信号での道路横断…
  4.  マカオ・コタイ地区の統合型リゾート(IR)ギャラクシーマカオに併設する現地最大規模のウォーターパ…
  5.  マカオ・コタイ地区にあるギャラクシーアリーナで4月14日から20日まで卓球シングルスの国際大会「…

ピックアップ記事

  1.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  2.  仏ミシュラン社は3月13日、香港・マカオでも高い知名度と信頼性を誇る人気グルメガイド「ミシュラン…
  3.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」の新線「横琴線(…
  4.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  4.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2025年4月号
(vol.142)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun