マカオの夜空を日本の花火が彩る…第29回マカオ国際花火コンテスト
- 2018/9/9 10:16
- 澳日関係
マカオでは、9月1、8、15、24日及び10月1日にかけて、第29回マカオ国際花火コンテストが開催されている。通常の花火大会と異なり、国や地域を代表して出場する花火製造メーカーによる作品の美しさを競うコンペティション形式を採用しているのが特徴だ。
コンテストは各日2チームずつの打ち上げで、今大会の作品のテーマは「A Mystified Fireworks Dream(神秘的な花火の夢)」となっている。
9月8日午後9時(現地時間、以下同)、日本代表の丸玉屋小勝煙火店が登場。およそ18分間にわたり、日本の音楽に合わせて夜空に大輪の花を咲かせ、多くの市民や観光客を魅了した。同社は前回(2016年)の第28回大会と1993年の第5回大会で優勝、2007年の第19回大会で3位の好成績を残していることで知られる優勝候補の一角。結果は最終日(10月1日)の夜に発表される予定。日本以外の出場国・地域は打ち上げ順に、フィリピン(9月1日午後9時)、韓国(9月1日午後9時40分)、ベルギー(9月8日午後9時40分)、フランス(9月15日21日午後9時)、ポルトガル(9月15日21日午後9時40分)、ドイツ(9月24日25日午後9時)、オーストリア(9月24日25日午後9時40分)、イタリア(10月1日午後9時)、中国(10月1日午後9時40分)。
マカオは20世紀中頃に花火及び爆竹製造業が栄え、その保護と伝承を目的として1989年にマカオ国際花火コンテストがスタートした。打ち上げ場所はマカオタワー正面海上で、マカオ政府旅遊局によれば、マカオ半島のマカオタワー、観音像及びマカオ科学館周辺の海沿い、ペーニャの丘の上、南灣湖畔のアニムアルテナンワン、タイパ島の北部の海沿いが人気の花火鑑賞スポットとのこと。
*台風22号による影響で9月15日(第3夜)の打ち上げが21日に、24日(第4夜)は25日にそれぞれ変更となっている。最新スケジュールは公式ウェブサイト(http://fireworks.macautourism.gov.mo)参照。