マカオ航空、マカオ〜関西線の運航を一部再開へ…9月21日から

台風21号の影響により関西国際空港が閉鎖となったことを受け、マカオ国際空港と関西国際空港を結ぶマカオ航空のNX856便(マカオ>関西)とNX855便(関西>マカオ)の欠航が続いている。

マカオ航空では、マカオ〜関西線の9月20日までの欠航を決めているが、同社が9月14日付で発表した内容によれば、関西空港第1旅客ターミナルビルが14日から部分的に運用を再開し、21日も完全復旧する見込みであることを受け、21日から一部運航再開するとのこと。運航予定日は21日、23日、24日、26日で、28日以降の運航予定については後日発表するとしている。

同社では、台風接近に伴い9月4日から同路線線を欠航しており、運航再開は実に18日ぶりのこととなる。

マカオ航空はマカオのフラッグシップキャリア的存在で、中国4大航空会社の一角にあたるエアチャイナ(中国国際航空)が7割弱、マカオ特別行政区政府が2割強の株を保有する。2017年末時点の路線数は26。マカオと日本(成田=1日1往復、関西=1日1往復、福岡=週3往復)を結ぶ直行便を自社運航する唯一の航空会社としても知られる。

同社は日本に滞留するマカオ市民の帰国需要に対応するため、9月8日、9日にマカオ国際空港と福岡空港を結ぶ臨時便を1日1往復ずつ(2日間合計2往復)運航した。現在、成田線、福岡線は通常通りの運航。

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

マカオ国際空港に駐機するマカオ航空機(資料)—本紙撮影

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