マカオの18年1〜8月累計カジノ税収17%増の約1兆円…歳入の8割占める=年度予算執行率は86%に
- 2018/10/3 16:42
- カジノ・IR
マカオ政府財政局が9月28日付で公表した最新の財政収支データによれば、今年(2018年)1〜8月累計の歳入は前年の同じ時期から17.3%増の867億5640万マカオパタカ(日本円換算:約1兆2246億円)で、年度(1〜12月)予算執行率は82.4%となった。
このうち、ゲーミング(カジノ)税収は17.0%増の708億6460万マカオパタカ(約1兆0003億円)で、年度予算執行率は86.0%。歳入に占めるゲーミング税の割合は81.7%。
マカオにおけるゲーミング税の税率は、カジノの場合で売上のおよそ40%に設定されている。マカオの月次カジノ売上は2014年6月から2016年7月まで26ヶ月連続で前年割れとなったが、以降、今年9月まで26ヶ月連続で対前年プラスを維持している。
歳出は9.4%増の485億2590万マカオパタカ(約6849億円)で、年度予算執行率は49.3%にとどまった。投資計画分が対前年で増加となっているが、経常性費用に限ると18.8%の減少。
財政収支は382億3050万マカオパタカ(約5396億円)の黒字で、前年同期から29.0%増、年度予算執行率は552.2%にも達している。