マカオ 18年第3季の観光物価指数130.78…前年同期から0.9%上昇=ホテル宿泊と飲食サービス費上がる
- 2018/10/15 16:32
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は10月15日、今年第3四半期(2018年7〜9月)の観光物価指数が前年の同じ時期から0.90%の上昇となる130.78だったと発表。
同局では、第3四半期の観光物価指数を押し上げた主要因として、ホテル宿泊費、飲食サービス費の値上げや土産用食品価格が上昇したことを挙げた。分類別の価格指数について、宿泊が5.57%、食品・たばこ・酒が4.29%のそれぞれ顕著な上昇だった。一方、衣類・履物は7.49%、雑貨は1.94%の下落だった。
今年第2四半期の観光物価指数との比較では0.71%の上昇。夏休みシーズンを迎え、ホテル宿泊価格が上がったことにより、宿泊価格指数が9.60%上昇。。一方で、夏物衣料とハンドバッグが値下げセールの対象となったことを受け、衣料・履物の価格指数については7.91%下落した。
今年第3四半期までの直近4四半期の観光物価平均指数は、前の4四半期から3.88%の上昇。このうち、宿泊、交通・通信、食品・たばこ・酒の価格指数がそれぞれ13.72%、5.06%、4.10%の顕著な上昇、衣類・履物は2.71%の下落。今年第1〜第3四半期の観光物価指数は前年の同じ時期から3.28%上昇、このうち宿泊、交通・通信、食品・たばこ・酒の価格指数がそれぞれ10.90%、4.46%、4.35%の上昇、衣料・履物の価格指数は1.90%の下落だった。
観光物価指数は海外(中国本土、香港、台湾含む)からマカオを訪れた旅客がマカオにおいて購入した商品及びサービス(食品、たばこ、衣料・履物、宿泊、飲食、交通・通信、薬品及び個人用品、エンターテイメント・カルチャーアクティビティ、雑貨)の価格変動を反映するもの。2009年10月〜2010年9月を100としている。