マカオ司法警察局、大麻合法化のカナダ発THC含有食品に対する注意喚起発出…すでに国際宅配便使った購入者の逮捕例も

マカオ司法警察局は11月5日、先にカナダで嗜好用の大麻が合法化されたことを受け、当地で食品メーカーによる大麻の有効成分「THC」を含む商品の発売が可能になるとみられるが、マカオでは禁制品となっており、マカオへの持ち込みや域内での販売、飲食は刑罰法令に触れるとし、注意喚起を発出した。

同局によれば、近日中国本土の警察当局と合同で国際宅配便を使ったTHCの輸入事案1件を摘発し、中国本土側で購入者の逮捕に成功したとのこと。代理購入やオンラインショップを利用してTHCを購入できてしまう実態があるという。

また、知らずにTHC入りの食品を口にしてしまうことがないよう、事前に商品パッケージをきちんと確認すること、THC入りの商品をマカオ内の商店やネットショップ上で発見した際には、速やかに司法警察局へ知らせるよう呼びかけた。

マカオ司法警察局によるTHC含有食品に関する注意喚起情報(図版:澳門司法警察局)

マカオ司法警察局によるTHC含有食品に関する注意喚起情報(図版:澳門司法警察局)

関連記事

最近の記事

  1.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  2.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  3.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…
  4.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  5.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  4.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  5.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…

注目記事

  1.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun