第18回マカオフードフェスティバル開幕…世界のグルメが一堂に会する毎年恒例17日間の大型屋台村イベント

毎年11月にマカオの観光名所、マカオタワー前の西灣湖広場で2週間超にわたって開催される大型屋台村イベントで、今年で18回目を迎える「マカオフードフェスティバル(中国語:澳門美食節)」が11月9日に開幕した。

マカオフードフェスティバルは地元飲食企業による中国料理、ポルトガル・マカオ料理、日本料理を含むアジア各地のメニューを味わうことができる屋台が多数並ぶほか、毎年特定の国にスポットを当てたコーナーを設けることでも知られ、今年はシンガポールとなっている。なお、前回は日本、前々回はマレーシアだった。

ブース出展数は地元マカオの飲食店が125、シンガポールが25で、過去最大規模となった昨年とほぼ同規模。マカオの飲食店のうち、およそ4割が初参加とのこと。

第18回マカオフードフェスティバル開幕式典=2018年11月9日、マカオ・西灣湖広場(写真:GCS)

第18回マカオフードフェスティバル開幕式典=2018年11月9日、マカオ・西灣湖広場(写真:GCS)

第18回マカオフードフェスティバルの会期は11月25日までの17日間。オープン時間は月曜から木曜が17時から23時、金曜から日曜が15時から24時まで。マカオは香港や中国本土でグルメの街として知られているほか、例年会期中にはマカオグランプリも開催されることもあり、地元客だけでなく、多くの観光客を吸引するイベントとなっている。なお、入場無料だが、会場内は完全キャッシュレスとなっており、ブースで飲食物を購入する場合には銀聯の「クイックパス」や「WeChatPay」といった電子マネーで支払うが必要となる。会場内でもプリペイド版のクイックパスを販売しているとのこと。

マカオといえば、多様な食文化の宝庫としても多くの観光客を魅了しており、2017年11月にはユネスコ食文化創造都市に登録された。これをきっかけに、政府は2018年を「美食年」とし、食をフックにした各種観光プロモーションを展開している。

第18回マカオフードフェスティバルの会場を視察する崔世安マカオ行政長官(左)=2018年11月9日、マカオ・西灣湖広場(写真:GCS)

第18回マカオフードフェスティバルの会場を視察する崔世安マカオ行政長官(左)=2018年11月9日、マカオ・西灣湖広場(写真:GCS)

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