マカオ政府、18歳未満への酒の販売を禁止する方針…2019年度に準備着手=カジノ入場は21歳以上

マカオにおける成人年齢は18歳となっている。目下、たばこ製品の購入については18歳以上のみが購入できると法律で明確に規定されているが、酒の購入に関してはルールがない状態となっている。

マカオ立法会では12月3日、来年度(2019年度)の社会文化分野における施政弁論が行われた。マカオ政府社会文化庁の譚俊榮(アレクシス・タム)長官が、立法議員から来年度の未成年者の禁酒に関する構想を問われた際、未成年者のアルコール摂取状況に関するデータの収集や法規制に向けた各種リサーチに着手し、パブリックコメント(意見公募手続き)実施を経て立法化したい意向を示した。

ちなみに、マカオのカジノ入場及び労働年齢制限は、長く18歳以上だったが、2012年11月1日から21歳以上に引き上げられた。

21歳未満の者がカジノへ入場したことが発覚した場合、本人及びカジノ運営企業の双方についてそれぞれ最大1万マカオパタカ(日本円換算:約14万円)、50万マカオパタカ(約703万円)の罰金が科される。また、21歳未満がカジノゲームに参加していた場合、ベット金、勝ち金はいずれも没収となり、公庫に納入される。

社会文化分野における2019年度施政弁論の様子=2018年12月3日、マカオ立法会(写真:GCS)

社会文化分野における2019年度施政弁論の様子=2018年12月3日、マカオ立法会(写真:GCS)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ司法警察局は11月22日、違法薬物密売及び使用の疑いで香港人の女(37)を逮捕したと発表。…
  2.  マカオ・コタイ地区にある複合リゾート「リスボエタマカオ(澳門葡京人)」併設のショッピングアーケー…
  3.  在香港日本国総領事館は11月22日、同月14日に澳門日本会に対する在外公館長表彰授与式が執り行わ…
  4.  マカオ市政署(IAM)は11月21日、マカオ半島のギアの丘(松山)に位置する史跡「松山軍用隧道(…
  5.  マカオ政府衛生局(SSM)は11月22日夜、同日マカオ域内で輸入性デング熱感染を新たに1例確認し…

ピックアップ記事

  1.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…
  2.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  3.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…

注目記事

  1.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  2.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  3.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  4.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
  5.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun