マカオ、17年台風13号で水没した關閘バスターミナルが1年4ヶ月ぶり再開へ

2017年8月23日にマカオを襲った台風13号(国際名:ハト)の影響により水没したマカオ半島北部の關閘バスターミナル。現在も閉鎖中で、修復工事が進められており、発着する24路線が近隣の10のバス停に迂回を余儀なくされている。

關閘バスターミナルはマカオと中国広東省珠海市拱北地区を結ぶ關閘イミグレーション(通称:ボーダーゲート)の地下部分にあり、1日およそ3000台の路線バスが発着するマカオ半島北部最大の交通の要衝として知られる。

マカオ政府交通事務局(DSAT)は12月7日、關閘バスターミナルを同月15日から一部再開すると発表した。当初、来年第2四半期の完工、同第4四半期再開を予定していたが、政府と建設会社の努力で進捗を早めることができ、今年11月末までに再開のメドがたったとした。

同局によれば、修復工事により空調、換気、電気、消防システムのほか、待合室やトイレについても設備を一新し、利用者の快適性を向上したとのこと。

12月15日の再開にあたって、まずは13路線(1、3、3X、10、17、27、25、25B、30、34、51A、AP1、MT4)が乗り入れるとした。13路線合計で、水没前に24路線だった頃の6割程度の旅客数だという。今後、再開後の状況などを注視しながら、今後の乗り入れ路線の調整を進めるとのこと。バス路線の最新情報は、交通事務局公式サイトのバス情報ページで確認することができる。

2018年12月15日に再開が決まったマカオ半島北部の關閘バスターミナル(写真:DSAT)

2018年12月15日に再開が決まったマカオ半島北部の關閘バスターミナル(写真:DSAT)


2018年12月15日に再開が決まったマカオ半島北部の關閘バスターミナルの待合室(写真:DSAT)

2018年12月15日に再開が決まったマカオ半島北部の關閘バスターミナルの待合室(写真:DSAT)

関連記事

最近の記事

  1.  マカオ治安警察局は11月21日、他人の身分証を使用してカジノへ入場した上、賭博で獲得した得たポイ…
  2.  冬のマカオの街を美しく彩る毎年恒例のイルミネーションイベント「ライトアップマカオ2024(中国語…
  3.  マカオ政府統計・センサス局(DSEC)は11月21日、今年(2024年)10月の訪マカオ外客数(…
  4.  マカオを中心にアジア、欧州で統合型リゾート(IR)施設の開発・所有・運営を行うメルコリゾーツ&エ…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営する澳門輕…

ピックアップ記事

  1.  マカオ政府旅遊局(MGTO)が国際旅客誘致策の一環として今年(2024年)1月1日から実施してい…
  2.  マカオのマカオ半島側とタイパ島を結ぶ4番目の跨海大橋となる「マカオ大橋(澳門大橋/Ponte M…
  3.  マカオで統合型リゾート(IR)を運営するサンズチャイナと米国のホテル大手マリオットインターナショ…
  4.  マカオ政府は6月17日、政府がコタイ地区の南東部に位置する約9万4000平米の国有地を活用し、約…
  5.  マカオの新交通システム「マカオLRT(Light Rapid Transit)」を運営するマカオ…

注目記事

  1.  マカオ治安警察局は3月5日、東京などからマカオへ向かう航空機内で窃盗を繰り返したとして中国人(中…
  2.  豪華絢爛な大型IR(統合型リゾート)を中心としたカジノが目立つマカオだが、実は競馬、サッカー及び…
  3.  去る12月23日夜、日本の歌手・近藤真彦さんがマカオ・コタイ地区にある統合型リゾート「MGMコタ…
  4.  日本の三菱重工業は2月29日、マカオ政府公共建設局(DSOP)から、マカオLRT(Light R…
  5.  日本も出場した女子バレーボールネーションズリーグ(VNL)予選第2週のマカオ大会が5月28日から…
香港でのビジネス進出や会社運営をサポート

月刊マカオ新聞

2024年12月号
(vol.138)

マカオに取材拠点を置くマカオ初、唯一の月刊日本語新聞「マカオ新聞」。ビジネスと観光、生活に役立つ現地マカオ発の最新トピックを月刊でお届けいたします。記事紹介及び閲覧はこちらへ。

ページ上部へ戻る
マカオ新聞|The Macau Shimbun