マカオ、返還記念日からクリスマスまでの7日間で388万人が往来…繁華街での違法行為や悪質タクシーの取り締まりも強化
- 2018/12/28 11:44
- 社会・政治
マカオ治安警察局は12月27日、マカオ返還記念日から冬至、クリスマスまで公休日が続いた冬のホリデーシーズン7日間の出入境及び治安状況に関するデータを発表した。
7日間累計の出入境者数は前年同時期から9.4%増の388万人(延べ、以下同)に上った。出入口別では、マカオ半島北部に位置する中国広東省珠海市中心部との陸路の玄関口・關閘イミグレーションが272万人、10月24日に開通したばかりで今回初めて冬のホリデーシーズンを迎えた港珠澳大橋のマカオ側イミグレーションが34万人。出入境のピークはクリスマスにあたる12月25日で、57万6000人だったとのこと。同局では、イミグレーション施設における審査カウンターを増やして対応するなどし、スムーズな通関が維持できたとした。
近年、マカオでは一部の悪質なタクシードライバーによるぼったくりや乗車拒否が大きな社会問題となっている。7日間の検挙総数は156件に上り、ぼったくりが107件、乗車拒否が27件、その他の違反が22件という内訳だったとのこと。
また、カジノ施設が建ち並ぶ繁華街にあたるマカオ半島新口岸エリアとコタイ地区を中心に各種違法行為をターゲットとした取り締まりを複数回にわたって実施し、違法な両替や高利貸し、売春などに従事していた101人の身柄を拘束したという。
同局では、市民及び観光客がマカオのホリデームードを安心して楽しめるよう、今後も継続して公共秩序と社会治安の維持に努めるとしている。