マカオの総体失業率1.7%…3年半ぶり過去最良水準に=18年9〜11月期雇用統計
- 2018/12/31 12:27
- 産業・経済
マカオ政府統計調査局は12月31日、今年(2018)年9〜11月期の雇用統計を公表。総体失業率は前回調査(今年8〜10月期)から0.1ポイント下落の1.7%、マカオ居民(マカオ居留権保有者)に限った失業率は横ばいの2.4%だった。不完全雇用率は0.1ポイント下落の0.4%。
マカオの総体失業率は2015年2〜4月期までおよそ1年半にわたって史上最良水準の1.7%を記録した後、3〜5月期から5〜6月期まで1.8%、6〜8月期から16年10〜12月期まで1.9%、16年11月〜17年1月期から7〜9月期まで2.0%、17年8〜10月期から10〜12月期まで1.9%、17年11月〜18年1月期まで1.8%、17年12月〜18年2月期から2〜4月期まで1.9%、18年3〜5月期以降は1.8%で推移してきた。今回、およそ3年半ぶりに最良水準へ戻った。
今年9〜11月期の労働人口は39.29万人、労働参加率は70.7%。このうち、総就業人口は前回調査時から100人増の38.61万人、マカオ居民に限ると400人減の28.30万人。
前回調査時との比較における主要業界別の就業人数の動向については、カジノ・カジノ仲介業が0.8%減の8.33万人、卸売・リテール業が0.3%増の4.24万人、建設業が2.3%増の3.18万人、ホテル業が3.4%減の3.05万人、飲食業が0.4%減の2.48万人だった。
失業人口は前回調査時から100人減の6900人。失業人口のうち、初めて職探しをする新増労働力の占める割合は0.8ポイント下落の14.1%。
前年同時期との比較では、失業率が0.2ポイントと不完全雇用率が0.1ポイントのそれぞれ下落、労働参加率は0.3ポイントの上昇だった。